アルチンボルド展
2017年6月20日-9月24日 国立西洋美術館
ジュゼッペ・アルチンボルドは、イタリア・ミラノ生まれの画家で、生地の他、ウィーンとプラハのハプスブルク家の宮廷で活躍しました。
歴史上でもひときわ異彩を放つ宮廷の演出家アルチンボルドの名は何よりも、果物や野菜、魚や書物といったモティーフを思いがけない形で組み合わせた、寓意的な肖像画の数々によって広く記憶されています。奇想と知、驚異と論理とが分かちがたく交錯するそれらの絵画は、暗号のようにして豊かな絵解きを誘い、20世紀のシュルレアニスム以後のアーティストたちにも大きな刺激を与えました。
この展覧会では、世界各地の主要美術館が所蔵するアルチンボルドの油彩・素描、計30点を中心に、およそ100点の出品作品により、この画家のイメージ世界の生成の秘密に迫り、同時代の文脈の中に彼の芸術を位置づけ直す試みで、日本で初めてユーモアある知略の芸術を本格的に紹介する機会となりました。
アルチンボルド約30点+他同時代の画家、計100点がカラーにて記載。
≪図版オールカラー≫
◆サイズ◆
(縦)28cm (横)22.5cm (厚さ)1.7cm
総頁数:245ページ
重量:1075g
画集 図録◆アルチンボルド展 2017年/イタリア ミラノ ハプスブルク家/マニエリスム/奇想絵画/肖像画/油彩 素描
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