伊豆国の遺宝
MOA美術館開館10周年記念特別展
1992年8月27日発行/MOA美術館
会期:1992年8月29日-10月19日
伊豆国を構成する半島及び島々における文化の胎動は、遠く縄文時代に遡り、幾多の縄文土器の出土例をみるほか、国内随一の遺跡数を数える祭祀遺跡など歴史時代以前の豊かな文化遺産に富んでいます。古代から中世にかけて歴史上の重要人物が流人となって下った関係から都の文化が色濃く伝播しました。このため平安・鎌倉の仏教彫刻の名作も多く伝えられています。また伊豆は、源頼朝旗揚げの地で、北条氏の本貫地として鎌倉文化のあとを留める遺品も多く、さらに幕末における下田の開国に至る長い歴史の中で形成された様々な文化財を有しています。
この展覧会では、伊豆地方及び域外に所在する伊豆にかかわる文化財を一堂に集め、伊豆地方の文化的、美術的特色を多くの遺品を通して紹介しました。
図録にも伊豆にかかわる仏像、蒔絵漆器、土器、須恵器等の出土品、経典、絵巻物、屏風絵、掛軸等の絵画など163点が収められています。
≪作品図版オールカラー≫
≪サイズ≫
(縦)22.4cm (横)24.5cm (厚さ)1.4cm
(頁数)170ページ
重量:約780g
画集 図録◆伊豆国の遺宝 1992年/MOA美術館/伊豆 下田/縄文 弥生 平安 鎌倉時代/仏像 仏教彫刻 蒔絵漆器 土器 経典 須恵器 屏風 絵巻/
/yo92/